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ゼロヨンチャンプ2 実在の車50台を外観や性能、内装までも忠実に再現されているので、車好きの人には堪らないモノがある筈(残念ながら筆者は車好きではないので然程感動しなかったが…)。前作より全ての面でパワーアップしたといっても過言ではあるまい。特にCD-ROMになったので、サウンド面の向上は特に目を見張るものがある。今時のレースゲームに比べると、流石にグラフィックは貧相に感じられるだろうが、それを圧倒的なスピード感と車に対する拘りでカバーしているカーキチがカーキチのために作ったゲームである。ただ、ゼロヨン部分とサブゲームとして用意されているバイト部分の割合が半々というのは、少し問題かも知れない。「警備員クエスト」などはサブゲームとは思えないほど本格的だし、他のバイトも非常に面白い作りになっている為、主人公が二流の大学生のようにバイト三昧なんて事にもなりかねない。性能の良い車やニトロといった強力なパーツに比べて全体的にバイト代が安いので、退屈になりがちなサブゲームを面白くしているんだろうけど、「ゼロヨンチャンプ2」といえばバイトと言われるようになる程作り込まれているのである。ただ、肝心のレース部分がサブゲームに敗けているなんて事は決して無く、細部に渡るチューンナップとシビアなタイミングで行わなければならないシフトチェンジは車のスピードの直結し、少しのミスも許されないレース展開は緊張感が兎に角凄いので病み付きになること間違い無し。このピーンと張りつめたレース部分とコミカル且つ中毒性の高いバイトとの融合こそが本作の魅力と言えよう。このアメリカを駆け巡るRPGモードを強く推したいところだが、時間に余裕が無く、純粋にレースだけを楽しみたい人にはVSモードがお薦め。最大で4人同時プレイが可能なので、友達と熱く対戦できるのも嬉しい。このモードで7秒台(フルチューンナップ)をコンスタントに出せたら合格である(2速発進は常識)。 ヒューマンスポーツフェスティバル PCエンジンユーザーならこのゲームは絶対に購入すべき作品である。サッカー・テニス・ゴルフと、3つのスポーツゲームが収録されていてお買い得という意味もあるが(中古価格も安い)何といってもその出来が尋常では無いのである。テニスは「プロテニスワールドコート」がPCエンジンのテニスゲーム史上No.1の呼び声も高いが、私はこのソフトの中の(Huカード版もある)「ファイナルマッチテニス」がテニスの本質部分ではNo.1の出来だと思っている。操作性は抜群だし、感覚的に自分の打ちたい方向にボールが打てるよう抜群の調整が為されているのだ。言葉で書くと少し分かりにくいが、プレイしてみると本当に気持ち良くプレイする事が出来る。また、「ファインショットゴルフ」もPCエンジンのゴルフゲーム史上では「ウイニングショット」と甲乙付けがたい最高級の出来で、ファミコン系ゴルフが打ち出したしたシステムとは全く違う斬新なシステムを採用しており、全体的に非常によく練られた一連のシステム圧倒的な完成度を誇っている。グラフィックも綺麗で、コースも適度に難しく戦略性に富んでおり、文句の付け付け所が無い。この「ファインショットゴルフ」1本でも充分金を払う価値があると言えよう。その上、最高のテニスゲームと極めて平均的なサッカーゲームまで付いてくるのだから、これを買わずして何を買うという感じである。 ファイヤープロレスリング3 Legend
Bout ビジュアル面ではとてもイイ作品と言えるものでは無いのだが、相手と技の駆け引きを楽しむプロレスゲームとしての完成度の高さは天下一品。他のプロレスゲームと比べた場合、技の豊富さを始め、ゲームバランス、技の出し易さ(操作はボタンと十字キーの同時押しのみ)どれを取っても圧倒的に高いレベルで纏まっている。相手と組み合った後、自分の技が掛かるかどうかは、ボタンを押すタイミングによって決まるという本シリーズ独自のシステム(以前はボタン連打でパワーを溜めるものが殆どだった)により、頭よりも体や感覚でプレイする部分が大きく、それ故に恐ろしいほどの中毒性がある。最も単純な次元での勝負なので、誰もがあっという間にゲームに入り込んでしまい、何度プレイしても飽きないというのが最大の特徴。また、目に見える形での体力ゲージが無い点もゲームに適度の緊張感を与えており、プレイヤーの経験値を重視した独自の試みが全て良い結果を生んでいる。あと、本作では初めて自分で能力値を振り分けて好みのレスラーを造り出すレスラーエディットが登場したので、より幅広い楽しみ方も可能になった。プロレスゲームの一つの完成形だと言える。 |