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大霊院卍党発行の瓦版 11月号
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「大霊院卍党発行の瓦版」はPCエンジン関連の書籍やサントラ等を
「PCエンジン狂の詩」内のリストよりも詳しく紹介させていただく
メールマガジンです(毎月30日配信)。
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▼ COTENTS ▲
1.エンジな人の独り言
2.書籍紹介(コズミック・ファンタジー3 攻略ファンブック)
3.音盤紹介(電撃CD文庫 エメラルドドラゴン)
4.映像紹介(PCエンジンパーフェクトビデオ)
5.今月の報告会
6.今月の更新履歴
7.編集後記
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┃ 1.エンジな人の独り言 ┃
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「秋の行楽」
今月は念願の「ベルばら」鑑賞に始まり、岡山、奈良の飛鳥、東北と
立て続けに旅行に出掛けたので、気持ちは安らいだものの肉体的には
少し疲れが溜まりました。そのせいか久しぶりに風邪もひいてしまい
色々な意味で忙しい月でした。PCエンジン関連グッズ探索の面でも
様々な成果があり、特に岡山のPCエンジンソフトを扱っている店の
多さに驚かされました。大阪では日本橋にレトロゲームが集まるため
ソフトやハードの価格が高値で安定してしまったわけですが、資源の
一極集中が起こっていない場所では価格設定にそれぞれのショップの
思惑や癖みたいなものが現れるので、それを見て回るだけでも楽しい
ものです。掘り出し物に出会えることもしばしばありますし。
「近鉄優勝」
大阪ドームの年間フリーパスを購入し、今シーズンの始めから近鉄を
懸命に応援してきた私にとってこの優勝は格別のものでした。しかし
優勝を決めた日は東北旅行の真っ最中だったので、劇的な北川選手の
代打逆転サヨナラ満塁ホームランを球場で観ることは出来ず、大阪の
盛り上がりから取り残されている感じさえしました。この間の悪さが
私らしいといえば私らしいのですが、日本シリーズでは是非とも生で
梨田監督の胴上げを観てみたいものです。ただ、このままヤクルトが
セ・リーグを制した場合、どちらを応援するかは非常に難しいところ
ですが、やはり今年は最後まで近鉄に付いていきたいと思います。
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┃ 2.書籍紹介 ┃
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「コズミック・ファンタジー3 冒険少年レイ 攻略ファンブック」
雑誌66450-49
1992年10月25日 徳間書店発行 定価1480円(本体1437円)
PCEngineFAN編集部・編著
入手難易度:D(易しい)[A(最も難しい)〜E(最も易しい)]
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フィールド・ダンジョンマップと攻略フローチャートという攻略本の
基本部分は勿論、アイテム・武具・魔法や敵キャラの詳しいデータが
掲載されているため、ゲームをプレイする際には非常に重宝します。
また、ゲームシステムの解説やキャラクター&メカニック設定に加え
原作者越智一裕によるバトル講座やゲーム未登場ビジュアルシーンの
絵コンテまで収録されており、ゲームの詰めの甘さとは裏腹に細かい
ところまで配慮が行き届いた豪華な攻略本です。
しかもこの攻略本の巻頭部分には特別付録として音楽CDが付いていて
高山みなみの歌うシリーズの主題歌「コズミック・ファンタジー」や
深雪さなえの歌う迷曲「ニャンのうた」、オリジナル編集のBGMなど
全8曲が収録されています。PCエンジンを代表するゲームで人気も
高かった「コズミック」シリーズですが、音楽CDというのは単体では
発売されていないので(ドラマCDやアニメ版のサントラは発売されて
いますが)この付録CDは貴重な一枚と言えるかも知れません。128頁
(カラーは104頁)の攻略本にシングルCDが付いているわけですから
1480円という定価も決して高くないと思います。
ゲーム本編でのエンカウント率の高さや攻撃命中率の低さにイライラ
させられたことは忘れて付録の音楽CDを聞きながらビジュアル写真も
沢山掲載されているこの攻略本で「コズミック」の魅力を再認識して
昔を懐かしまれるのも良いのではないでしょうか。
人気作品の攻略本ということもあり本自体は非常によく見かけるので
ランクEでも良いかと思ったんですが、音楽CDがきちんと残っている
品物の入手難易度ということでランクDに設定しました。CDは表紙を
開けた部分のビニールケースの中に収まっているので、攻略本が袋に
入っている場合でも外から触ることによって確認できるはずです。
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┃ 3.音盤紹介 ┃
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「電撃CD文庫 エメラルドドラゴン」 ISBN4-07-300647-9
1994年1月10日 発行:メディアワークス 発売:主婦の友社
税込定価3800円(本体3689円) 作・編曲:福田裕彦
入手難易度:B(難しい)[A(最も難しい)〜E(最も易しい)]
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ゲームミュージックのサントラ盤とそのゲームの設定などを収録した
ブックレットがセットになった電撃CD文庫という少し変わった形式で
発売されたもので、CDにはPCエンジン版「エメドラ」で使用された
全てのBGMが収録されています。曲は「天外2」の音楽でもお馴染みの
福田裕彦が手掛けており、当然のことながら所々によく似た雰囲気の
旋律もあるんですが、全体的に「天外2」の音楽よりもおとなし目の
曲が多いように思います。「天外2」のサントラほどのインパクトや
豪快さはないものの、より洗練された音楽作品に仕上がっているので
聞けば聞くほど味が出てくるという感じでしょうか。
また、付属のブックレット(全64頁)には木村明広による膨大な数の
カラーイラスト(マル勝用のイラストや「GaRyu」の挿し絵など)や
キャラクター設定資料集が収録されている上、肝心のCDも製本仕様の
ケースに入っているという非常に豪華なサントラCDになっています。
個人的には様々な音楽をミックスしたような『遥かなり、地平線』や
シンプルながらも力強い雰囲気を持った『グランド・オープニング』
軽快な音色が心地よい『海流の島々』などが気に入っているんですが
他にも『激闘へのいざない』や『険しい道』、『避け得ぬ戦い』など
重厚な曲が多く、基本的に直球勝負のガッチリしたサウンドが好みの
私のような人間には絶好の一枚になっています。また、ゲーム音楽の
核とも言える戦闘時に流れる音楽も『ファイナルボス』、『戦闘1』
『戦闘2』と名曲揃いです。
古本屋及び中古CDショップではつい最近まで完品を一度も見たことが
無かったので、入手難易度はAに設定しようかと思っていたんですが
今月の岡山旅行で2冊も手に入れることが出来たので、難易度をBに
変更しました。結構地域差があるのかも知れません。
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┃ 4.映像紹介 ┃
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「PCエンジンパーフェクトビデオ」 ISBN4-900619-02-9
1990年?月?日 製作:F2株式会社 販売:株式会社タカラ
編集:GTV+ゲーム虎の穴 税込定価3605円(本体3500円)
入手難易度:B(難しい)[A(最も難しい)〜E(最も易しい)]
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新作ゲームを紹介するビデオ「GTV」のPCエンジン版です。内容は
『新作ソフト・レビュー』、『謎・謎・謎のマル秘業界パーティー』
『PCエンジンヒストリー』、『スーパー先取りコーナー』の4本で
構成されています。『新作ソフト・レビュー』では渡辺浩弐をはじめ
“ゲーム虎の穴”の面々が年末年始に発売される新作ソフトを詳しく
紹介しており、こういう宣伝ビデオにしては随分手厳しいコメントを
述べているのが印象的です(中には見当違いの批評もありますが)。
『謎・謎・謎のマル秘業界パーティー』では高橋名人や茶々丸などの
ゲームメーカーの社員チームと「月刊PCエンジン」や「ファミ通」
などのゲーム雑誌の編集者チームとがPCエンジンに関するクイズや
GTを使ったゲームで対決しているんですが、いかんせん出演者が全員
オタク系なので、見ていて辛くなるほどお寒い内容になっています。
『PCエンジンヒストリー』では歴代人気ソフトのカウントダウンや
NECアベニューの多部田俊雄プロデューサーによるハード&ソフトの
技術進化論の講座が行われており、『スーパー先取りコーナー』では
広井王子やさくまあきらに発売が迫ってきた「天外2」や「桃伝2」に
関するインタビューが敢行されているので、古くからのPCエンジン
ユーザーの方なら色々な意味で楽しめるのではないでしょうか。
以上のことからお分かりいただけるように全編を通して空回り気味の
内容になっているんですが、PCエンジンだけを扱ったビデオなので
古き良き時代を思い出すには最適のグッズかと思います。個人的には
“ゲーム虎の穴”なる集団さえいなければもっと良かったんですが。
また、このビデオには“立ち読みしてからかって下さい”と書かれた
ブックレットがケースの表紙部分に付いているのも大きな特徴です。
その内容はライトスタッフを作った飯島健男へのインタビュー記事で
PCエンジンの未来像やCD-ROMシステムの可能性、ライトスタッフの
新作についてなどが語られています。GTの発売記念でリリースされた
ビデオらしく挿し絵にはゲームボーイやゲームギアを叩き潰している
イラストが採用されているのは分かりやすくてイイ感じです。
最近中古ビデオを扱うお店が少なくなってきたということを考慮して
入手難易度はBに設定しました。その後、同名ビデオの92〜93年版も
発売されましたが、こちらの方は比較的入手しやすくなっています。
寂れたレンタルビデオショップのSALEコーナーをチェックされるのも
良いのではないでしょうか。
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┃ 5.今月の報告会 ┃
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ゲームハードの売り上げを支えるキラーソフトについての話題が持ち
上がった際に皆さんのPCエンジンを購入する決め手になったソフト
について色々書き込みをしていただきました。とあるアンケートでは
「天外魔境2」と答えられた方が多かったようですが、私のサイトを
訪れて下さっている方々は「ビックリマンワールド」や「R-TYPE1」
などの初期のソフトを挙げておられたのが実に印象的でした。同時に
我々の子供時代におけるコロコロコミックの影響力の大きさを改めて
知りました。私もそれまでファミコンを持っていなかったことに加え
コロコロを読んでいたことがPCエンジンを購入する決め手になった
ように思います(ビックリマンシールも熱心に集めていました)。
アメリカ同時多発テロに関する皆さんのご意見もたくさん書き込んで
いただきました。事件発生当時ご親戚やご友人がニューヨークに滞在
されていた方もおられ、遠い世界における自分とは無縁の出来事では
ないということを認識させられました。株式市場やスポーツ、音楽や
映画など様々な分野に影響を及ぼした今回の事件ですが、現在もまだ
平和的な解決策は見つかっておらず、緊張状態が続いており、人類の
歴史はいつの時代も戦争無しでは語れないのかとウンザリしてしまい
ます。日本は日本で法改正までして自衛隊を戦地に派遣しようとして
いますし、私にも自衛隊に入った友達がいるので非常に心配です。
先日も話題になったGAMECUBEがついに発売されましたが、その出足は
思いの外鈍かったみたいで、皆さんにも発売当日のショップの様子や
今後のゲーム界の展望などを書き込んでいただきました。これまでの
任天堂のハードでは考えられないような静かな船出となったGCですが
日本での任天堂ブランドはすでにカリスマ性を失ったんでしょうか。
個人的には10月に発売される「ヒカ碁」を是非ともプレイしたいので
同じ任天堂ハードならGCよりもGBAの方が欲しかったりするんですが
GCにも「バイオ」シリーズという強力なタイトルが控えていますので
今後の任天堂の巻き返しに期待しています。
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┃ 6.今月の更新履歴 ┃
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活動写真:「GTV 第5号」
必見の書:「ファイティングゲーム大百科」
「RPG風雲録」「MEDIA COMIX DYNE」
「シュミレーションゲームガイドブック」
「魔神英雄伝ワタル」「魔動王グランゾート」
発掘現場:「遊コン メディオ(岡山県)」
「遊コン 笠沖北店(岡山県)」
「おじゃま館 則武店(岐阜県)」
「おじゃま館 正木店(岐阜県)」
「ゲームPOO!(岐阜県)」
超A級エキスパート:林口知弘さん
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┃ 7.編集後記 ┃
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まずは発行が半月も遅れてしまったことをお詫びします。原因は偏に
私の遊びすぎによるものですが、これから数ヶ月間は冬コミの原稿に
追われる身ですので、次号以降も予定通り発行できるかが少し心配に
なってきました。何ともいい加減な編集人ですが、今後とも暖い目で
見守っていただければ幸いです。ちなみに今月は本体以外に興味深い
付属品のあるものを紹介させていただきました。
今秋から「サイボーグ009」と「ヒカルの碁」のアニメが始まるので
両方の原作漫画の大ファンである私は今から本当に楽しみなんですが
昨今のTVアニメの酷い状況を見ていると決して手放しで喜ぶわけには
いかないというのも現実です。「009」は番宣映像を見るかぎりでは
原作の雰囲気が出ていましたし、「ヒカ碁」も“ぴえろ”が手掛ける
わけですから、それほど無茶苦茶なものにはならないと思うんですが
両方とも非常にデリケートな作品だけに心配の種は尽きません。
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▽奥付△
「大霊院卍党発行の瓦版」11月号(通巻4号)
2001年9月30日発行
編集人:エンジな人
発行人:大霊院卍党
発行所:PCエンジン狂の詩
「大霊院卍党発行の瓦版」12月号 は 10月30日(火)配信
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「PCエンジン狂の詩」http://www.pcengine.jp/
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