シミュレーションゲーム(A級)

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英雄三国志

全てを簡略化した三国志のシミュレーションゲーム。ゲームの手順や目的は光栄の三国志シリーズとほぼ同じなのだが、キャラクターデザインを始めゲーム全体がデフォルメされている。しかし、外交・内政・人材登用など、プレイヤーが頭を使う要素は山ほどある。ゲームの軸となるシナリオも数多くあり、登場する武将の数も多い。また、君主にする武将や仲間にする武将を勝手に選べる「もしもモード」はナンセンスではあるが、単純に面白い。ついつい何度もプレイしてしまう中毒性がある。そして、この選べる武将のリストにはゲーム中(「もしもモード」に限る)に仲間にした武将がどんどん追加されていくので、ポケモンのように集める楽しさまである。ちなみに筆者は8割くらいしか出していないのだが、全キャラ制覇を狙って根気よくプレイした人も多いだろう。シナリオ毎のプレイ時間(全国制覇するまでの時間)は比較的短いので、肩肘を張る事なく気軽に楽しんでもらいたい。

スーパーシュヴァルツシルト2

前作はパソコン版からの移植だったが本作はPCエンジンオリジナル。宇宙戦艦シミュレーションなので「銀河英雄伝説」なんかが好きな人にオススメのゲームである。戦艦のデザインも格好良いし、ストーリーのレベルも高く、音楽・ビジュアル・演出など、瀬宇部手の面で前作以上のクオリティを誇っている。オープニングはその顕著な例で、異常な程気合いが入っているので必見。本作は前作から1年後の世界が舞台だが、1と2との間に話の連続性は無いので、本作からプレイしても全く問題ない。ただ、使っている声優がほぼ同じというのは手抜きなのか制作者の趣味なのか…。肝心のシミュレーション部分は1から2にかけて手順が少々複雑化されているのだが、私は2の方がやり応えがあって面白かった。ただ、戦闘はどうしても単調になりがちで、資金が不足しがちなのも前作譲りなので、もう少しバランス調整が必要だったかも…。一方、ストーリーの方は割と練られている感じで、祖国を愛するが故に対立する男2人…お互いを認めつつも理想をかけてぶ
つかり合う…善悪区別のないドラマ…まさに「ガンダム」の世界である。最終エピソードでは前作の主人公アルシオンも現れ、シリーズファンへのサービスも忘れていない。万人向けでは無いが、PCエンジンユーザーのツボを押さえた秀作である。

超時空要塞マクロス 永遠のラヴソング

読んで字の如く「マクロス」を題材にしたキャラゲーだが、レベルアップとクラスチェンジが少々マッチしていない(1つのミッションで2〜3レベルが上がるとクラスチェンジしない場合がある)点を除いては、シミュレーション部門もなかなか良く出来ている。経験値&レベル制を採用している上、パイロットが脱出可能という事で、全体的に難易度が抑えられているのもキャラゲーとしてはイイ感じである。ただ、主人公クラスのキャラ以外はコンピュータが操作する為、常に自分の立てた計画が一瞬で崩壊する危険性を感じながらプレイする羽目になるのは問題であろう。他にも「マクロス2036」同様、30年近く経っていても大きな発展が無いバルキリーに関してはデザイン面などでもう少し工夫がほしかったところ。一方、ストーリー部分では「マクロス2036」に登場したマリアやカムジン達がきっちり登場するのには好感が持てたし、主人公(地球人)とメルトランディーとの恋という「マクロス」ではお馴染みのテーマも手順を踏んでしっかり描かれているのは流石である。「マクロス」ファンなら必ずプレイしてほしい作品だが(ミッション28のBGM「愛、覚えていますか」はファンなら涙ものの演出)逆に言えば「マクロス」を全く知らない人は独特のノリに付いていけない可能性があるので、その部分だけは注意が必要。

バザールでござーるのゲームでござーる

このゲーム、見た目の雰囲気でキャラゲーだと思われがちだが、実は良く出来たシミュレーションゲームである。ゲームはバザールという猿をステージ毎に設置されているゴールまで辿り着かせる為にプレイヤーが行動を事前に指示するという一風変わったものである。「レミングス」の変形バージョン(リアルタイムではない)と言えば概要は理解して貰えるだろうか。全体的にパズル的要素が強くなっている為、かなりプレイし応えがあり、バザールのリアクションや演出もなかなか凝っているので、まず飽きる事は無いであろう。攻略の正解が1つだけではないというのが少々引っ掛かるのだが、戦略性も高く、バランスも悪くない。細部に至るまで実によく考えられているのだ。製作にゲームフリーク(田尻智はアドバイザー)が咬んでいるだけの事はある。ストーリーの馬鹿らしく、失敗した時のバザールのアクションも楽しいので、シミュレーションというジャンルでは珍しく小さい子供や女の子にもお薦め出来るゲームである。

ラングリッサー 光輝の末裔

今やシリーズ化され、大人気となっているファンタジーシミュレーションRPGの第1作目。メガドライブからの移植だが、ビジュアルや演出面に於て格段にパワーアップしている。ストーリは恥ずかしくなるくらい直球勝負のファンタジーもので、少々ウンザリ気味なのだが、ゲームバランスやシステムは結構上出来。クラスチェンジ・豊富なアイテム・多彩な魔法…等々、ファンタジー世界を舞台にしたSLGとしてのツボはきっちりと押さえてある。本格的なシュミレーションファンには少々物足りないかも知れないが、ストーリーを追いながらユニットを動かすというのもなかなか楽しいものである。キャラクターデザインがうるし原智志という事もあり、好き嫌いが極端に別れるとは思うが、それはいた仕方あるまい。オタクの好きそうな隠しクラスや「超ラング」という裏ゲーム(かなり歯応えのあるナンセンスなオマケ)もあるので、それなりに長く遊べる一本である。


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