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銀河お嬢様伝説ユナ デジコミというジャンルを広く世に知らしめた作品。今となっては余りにも有名になってしまったこのタイトル、内容・ストーリー・操作性、どれを取っても特筆すべき点は無いのだが、何故かお薦め出来る。その理由はやはり個性豊かなキャラクターたち(キャラクターデザインは明貴美加)。そして、そのキャラクターたちが織り成す余りにもナンセンスなストーリーは単純に面白いと思える筈である。また、ゲーム自体が細部まで非常に丁寧に作られているため、ただのギャルベンチャーとは一線を画した完成度を誇っており、寝転んだままギャグアニメでも見る感じでイライラせずのんびりプレイするには最適。極論すれば、この作品をプレイする場合、正しいコマンドを的確に選択してクリアを目指すのではなく、如何に出鱈目なコマンドを選択し、その後に起こるイベントやキャラクターのリアクションを見て楽しむというのが正しいスタイルなのである。アドベンチャーゲームの核ストーリーもユナの成長物語としてはなんとか合格点をあげられるし、ウリの一つであったビジュアルもなかなか美しい上、主題歌もなかなかイイ曲なので騙されたと思って隅から隅まで遊び倒してみて欲しい。まあ、好きな人は言われるまでもなく既に買っているだろうし、嫌いな人は絶対買わないだろうというゲームなのだが…。 コブラ2 伝説の男 原作の持つクールでアダルトな空気を見事に再現し、その雰囲気にマッチさせた美しい画面、イカすキャラクターと気の利いたセリフの数々…、前作同様少し高めの年齢層を意識した名作アドベンチャーゲームである。システムは極普通のコマンド選択方式なのだが、選択肢の方がある程度絞り込んであるので(前作は選択肢が多すぎて少し鬱陶しかった)非常にテンポよくゲームを進めることが出来、謎めいたストーリーをじっくり味わえるようになっている。前作で不評だったプレイ時間の短さも改善されており(軽く10時間は楽しめるはず)全ての面で前作よりもパワーアップし、尚且つ洗練された印象を受ける。本作は前作同様、原作者の寺沢武一氏が深くゲームに関わっているため、原作やアニメ以上に内容が充実しており(ストーリーは原作第1巻のエピソードに少し味付けした感じ)「コブラ」ファン必携のアイテムと言えよう。それ故、原作を全く知らないと世界観や設定が分かりづらいと思うので是非とも事前に原作を読んでからプレイしてもらいたい。原作者自らがコブラの声に指名したという故山田康雄氏の声も非常にシブく、文句のつけようのない出来である。 プライベート・アイ・ドル PCエンジン晩期に発売されたアドベンチャーゲーム。発売された時期が時期だけに、想像通りのギャルゲーだが、その見た目とは裏腹に完成度は極めて高い。ストーリーはアニメージュ95年3月〜5月号に連載されていた推理小説が原作である。原作をアレンジしたものが最初のシナリオ(全部で3つのシナリオがある)で、このシナリオでは主要人物を紹介しながら殺人事件を解決していき、無理なく次のシナリオにプレイヤーを導いているあたりは制作者のセンス良さを感じ取る事が出来る。ちなみに、主人公は探偵ではなく新人アイドルで、近未来のアイドルを取り巻く軽いSF風の設定も本作品の魅力の一つである。後半2つのシナリオは完全オリジナル作品で、最後のシナリオは結構シリアスな物語が展開され、アドベンチャー好きの人でもやり応えがあるはず。システム面では予め自分で犯人を推理しておいて、その仮定を前提に捜査を進めたり、地元住民から情報を集めて地図を完成させたり、犯人を追い詰めた後に自分でセリフを選択して犯人に自白させるといった意欲的な試みも数多く見られ、良い意味で期待を裏切る作品となっている。また、細かい部分まで丁寧に作られているのでコマンド総当たり形式のアドベンチャーゲームにありがちなストレスはほとんど感じることはない。グラフィックも美しく、全ての会話を声優が喋るので(もちろんスキップ可)ギャルベンチャー好きにも納得の出来だと言える。尚、アーケードカード対応ソフトなので使用すればより快適にゲームが進めることが出来る。 ムーンライトレディ 余りにも露骨に「セーラームーンの」設定やキャラクターをパクってしまったため、PCエンジンユーザーのなかではパクリソフトの代名詞になってしまった伝説のゲーム。アドベンチャーパートとアクションパートを交互にプレイすることになるのだが、「トイショップボーイズ」の三位一体システムを採用したアクション部分は難易度が少々高い上、操作性がイマイチだったり、アドベンチャー部分のマップが意味もなく広くてダレてしまうなど、欠点を数え上げたらキリがないが、数々のアニメや特撮のパロディを含めた雑多な要素を破綻させる事なく巧く組み合わせて一つのストーリーを作り上げたのはお見事。アドベンチャーとはいうもののRPGの要素も強く、中でもアイテム(主人公たちの能力値に密接に関わってくる)探しは面倒な上、隠されている場所が不親切なので(普通にプレイしていたら全く気付かない場所に隠してある)宝探し感覚で結構やり応えがあるのだが、一方で順調にレベルアップ出来ずに苦労した人がいたのではないかと心配になってしまう。全体的にツメが甘いという印象を受けるが、不器用なりに割と丁寧に作り込まれているので試しにプレイしてみて欲しい作品ではある。最後に、ロボットの合体シーン及び主人公キャラたちの変身シーン(BGMを含む)は一見の価値あり。 |